≪どすこいプロレス7周年記念大会〜闘進(とうしん)〜≫
2013年11月3日(日)18時半試合開始 新宿FACE |
≪試合結果詳細≫by kodama2013.11.18 |
<メインイベント 60分1本勝負>
○TAJIRI、リン・バイロン(19分17秒 片エビ固め)●維新力、中島安里紗 |
この大会のメインエベントとあって、関係各者の花束贈呈や紙テープで場内盛り上がる。
スタートはTAJIRIと中島。TAJIRIはコーナーに控えている維新力に出てこいとばかりに蹴りの
ポーズで威嚇。維新力が動じないとみると、一度も組み合わないまま中島と交替。
バイロンはコーナーロープに駆け上がって中島を挑発。
両者、腕や脚を取り合い、投げ技を中心にした技の攻防で場内を沸かせる。
ここで維新力とTAJIRIにそれぞれ交替。維新力は相撲対決を要求。TAJIRIも応じる。
維新力が両手を付いて立ち合いの体勢になったところで何とバイロンに後ろから股間を
蹴りあげられ、悶絶。相撲対決はならなかった。
気を取り直した維新力は再びTAJIRIと睨み合う。TAJIRIが維新力の脚を掬おうとするが
維新力はステップバックしてこれをかわす。
がっちり組み合うとお互いバックの取り合いからTAJIRIはグラウンドに持ち込み維新力の
脚を攻めるが、維新力はロープに逃げる。
ここまでやや劣勢の維新力はロープに詰めると逆水平を見舞う。お互いロープを使った
攻防となる。
TAJIRIは自軍のコーナーマットに維新力の頭を叩きつけるとバイロンと替わる。
ここで再びお互いシコを踏んで相撲対決になりそうになるが、今度はTAJIRIが先ほど
同様に後ろから維新力の股間を蹴りあげる。
さらに2人掛かりでストンピングを見舞うが、維新力も立ち上がると突っ張りでバンロンを
コーナーに押込み、チョップ攻撃からボデッスラム、ベアハッグ、シュミット流バックブリー
カーとたたみかけるが、TAJIRIにカットされる。
しからばと、中島と一緒にロープに飛ばし、合体エルボーパット、合体ブレーンバスターと
たたみかけるが決定打とならず、バイロンはTAJIRIと替わると2人掛かりで中島の顔面を
コーナーに押し付ける。うつ伏せに倒れ込んだ中島の股間を鉄柱に叩きつける。
リング内に戻った中島に弓矢固めを見舞うが維新力がカット。
中島に照準を絞ったTAJIRI組はロープに目を擦りつけるなど、やりたい放題。
バイロンは勝負とばかり中島をボディスラムからコーナー最上段からのムーンサルトに
いくがこれをかわして、ジャーマンで反撃すると維新力にタッチ。
バイロンもTAJIRIに替わる。ここで満を持したかのように、突っ張りでコーナーに押し込む
と掬い投げ。相撲ラリアットとたたみかける。
フォローに入ろうとしたバイロンにも相撲ラリアットをお見舞い。
TAJIRIに小股すくいスープレックスを仕掛けたがTAJIRIの腕がレフェリーに当たって
しまい、レフェリー場外転落。フォールの体勢に入るがカウントが入らない。
キャメルクラッチからリキラリアットで攻め込んだところでフォールにいったところで
レフェリーが場内に戻ってカウントを取るが跳ね返す。
ロープに飛ばして再びラリアットを狙うとTAJIRIは体勢を低くしてこれをかわし、
戻ってくるところを維新力の顔面にグリーンミスト(緑の毒霧)を吹きつける。
目が見えなくなって方向感覚を失った維新力はTAJIRIのキック攻撃で簡単に
フォールを奪われてしまい、今年も敗北となってしまった。
締めの「ヒー・フー・ミー・ドスコーイ」も勝つまではやらないと以前から公約していた
維新力に代わって中島がやった。
最後に、出場全選手による記念撮影で無事に幕を閉じた。 |
<セミファイナル 45分1本勝負>
○藤原喜明、 コマンド・ボリショイ(14分13秒 ワキ固め)葛西純、●GAMI |
コマンドとGAMIのジャパン女子プロレス4期生同士で始まる。
首、腕の取り合いからグラウンド主体の比較的静かな試合展開となる。GAMIはコマンドの
首をとって投げ飛ばすが、コマンドも背後に回り込むとエビ固めからフォールを狙う。
ここで両者交替。藤原は葛西をコーナーに押し込むと胸板を踏みつけるが葛西も体勢を
立て直すと同様に藤原を攻撃。
場外に逃げようとした藤原の頭をコーナーポストに叩きつけるが、あまり効いていないようだ。
藤原は場内に戻ると葛西に一本足原爆頭突き、自軍のコーナーに引きずりこみ、コマンドと
ダブルストンピング。
しかし、コマンドが逆につかまり、葛西のジャイアントスイングからコーナーに叩きつけると
GAMIに交替。
コマンドはコーナーに上がるとロープ渡りを敢行。負け時とGAMIもロープ渡りを敢行するが、
いまいちぎこちない感じ。
この勝負コマンドの勝ちといったところか。
藤原は葛西、GAMIに一本足原爆頭突きとたたみかけるが、逆に2人にコーナーに飛ばされ、
ラリアットの洗礼を受ける。
コーナー最上段からのフライングボディプレスは間一髪かわすが、GAMIのハリセン攻撃を
浴びる。しかし石頭の藤原は動じない。コーナーに押し込むとGAMIにセクハラキス攻撃を
仕掛けようとすると、何とGAMIの方から(積極的に?)藤原にキスを敢行。
びっくりした藤原はヘタヘタと倒れ込んでしまう。フォールにいくGAMIの下から右腕を取ると
あっという間のワキ固め。たまらずギブアップしてしまった。
試合後コマンドが藤原に近づき勝利をたたえ合った時、藤原がコマンドにキスしようとしたので、
コマンドとGAMIにひっぱたかれるという一面があった。 |
<第3試合 30分1本勝負>
戸井克成、ダンプ松本(13秒36秒 両軍リングアウト)松田慶三、朱里 |
試合前から、竹刀と灯油缶を持ち歩いて観客を威嚇。何が気に入らないのかレフェリーと
パートナーの戸井にもあたり散らしている。
松田組はまだガウンを脱いでいない戸井を自軍のコーナーに引きずり込んでキック攻撃。
ダンプが救出に入る。
ダンプと朱里の対戦となるが、ダンプはハナからレスリングをやる気がなく、竹刀、灯油缶を
使った反則攻撃に徹している。
朱里も竹刀攻撃をかわすとダンプにローキックを放つもあまり効いた様子はない。
戸井と松田にそれぞれ替わり、やっとまともなプロレスが始まった。松田は戸井をコーナーに
押し込むとショルダータックルを見舞う。
しかし、ダンプの竹刀攻撃を食らうとあっという間に形勢逆転。
やっと朱里に替わると戸井にローキックからコーナーに押し込んでのボディアタック。
コーナー最上段から飛びつく感じのフライングメイヤー。
替わった松田はコーナー最上段からのミサイルキックとたたみかけ、フォールにいくが
ダンプが竹刀で松田の頭を叩いてカット。
息を吹き返した戸井は朱里を投げ飛ばすと松田は戸井を場外に落とす。
ここから場外乱闘になり、松田と戸井、ダンプと朱里がやり合う。さらにダンプはセコンド陣と
戸井ともやり合う。
レフェリーは収集がつかないと見てゴングを要請。両軍リングアウトとなった。
試合後、他の選手は控室に引き上げた後もダンプは1人リング上で雄叫びをあげていた。 |
<第2試合 30分1本勝負>
○ジ・ウィンガー、ミス・モンゴル(10分53秒 ラ・マヒストラル)●スモウ・リキ、倉垣翼 |
清水、めんそーれで始まる。
しばらく睨みあったあと、腕や脚の取り合いから、空中戦の展開となる。
両チームそれぞれ交替。似たような試合展開になる。
清水に抱えあげられた広田は真琴の胸板にキックを見舞う。
さらに清水は真琴の左腕を攻める。替わった広田も同様に攻撃。
コーナーにいる清水が真琴をフロントヘッドロックに捉えると広田が背後からカンチョー攻撃。
女性とは思えないオゲレツな攻撃だ。
清水にコーナーに飛ばされた真琴も反撃。ボディアタックを狙う清水にトラースキックを見舞う
とコーナー最上段からのボディアタック。
替わっためんそーれもドロップキック、コーナー最上段からのミサイルキックからフォールに
いくが、ここはカウント2。
清水がめんそーれをブレーンバスター。広田がボディプレスでフォールにいくもカウント2。
広田がコーナーポスト上に3点倒立。清水が広田のいる方に振るとタイミングのいいフライング
ヘッドシザースに捉える。真琴もカットには入るが、清水組の攻勢が続く。
最後はウラカンラナでめんそーるからフォールを奪った。
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<オープニングマッチ 30分1本勝負>
清水基嗣 、○広田さくら(13分43秒 ウラカン・ラナ)●めんそーれ親父、真琴 |
スモウ・リキ、倉垣翼まいどお馴染み、どすこいプロレス限定レスラーのスモウ・リキが帰って来た。
モンゴルと倉垣で試合は始まる。静かな展開で始まると思いきや、いきなりロープを使った
スタンディング技の応酬。倉垣はリキに替わるとモンゴルもウィンガーと交替。リキはウィンガーを
ロープに押し込むとモンゴルがムチでリキの尻を叩く。リキはたまらず倉垣と替わる。倉垣と
ウィンガーは手四つからの力比べになるが、何と倉垣が優位な展開。ウィンガーは両膝をマットに
付けてこらえている。ウィンガーも反撃。ボディスラムで倉垣を叩きつけると両者交替。リキは
さっきはよくもムチで叩いたなとばかり意気込むもモンゴルに顔面を掻きむしられて前のめりに
倒され、両手を踏みつけられる。さらにキャメルクラッチからウィンガーとのダブル・ブレーン
バスターとたたみかけられる。しかしリキもウィンガーもコーナーに押込み、さらに突っ張り攻撃の
手を緩めない。倉垣もウィンガーをボディスラム、カットに入ろうとしたモンゴルにはラリアットと
快調に攻める。さらにウィンガーにアルゼンチン
?・バックブリーカーからムーンサルト。しかし、替わったリキがウィンガーの反撃に会う。モンゴルは
リキにボディシザースの体勢から自ら体を回転させて、首を痛めつける。首を痛めつけられた上に、
目を回して平衡感覚を無くしたリキにウィンガーはラ・マヒストラルで難なくフォールを奪った。 |